【ちよ】〜【ちよ】

−−−−−−−ちょう(あ)(#tyou1)−−−−−−−
・寵愛昂じて尼にする(ちょうあいこうじてあまにする)・〜為す 1.娘のことを愛するあまり、来世のことまで考えて、出家(しゅっけ)させ尼僧(にそう)にする。行き過ぎた信心の喩え。2.娘を溺愛(できあい)するあまり、娘が年を取っても嫁にやらず、ついには独身で通すような結果にする。過剰な寵愛は、却(かえ)って本人のためにならないということの喩え。
・朝雲暮雨
(ちょううんぼう) 《四熟》 1.朝の雲と夕方の雨。2.男女の固い契(ちぎ)り。 類:●巫山の雲雨 出典:宋玉の「高唐賦」「妾在巫山之陽、高邱之岨、為朝雲暮為行<旦(あした)には朝雲と為り、暮には行雨と為りて、朝朝暮暮、陽台の下におらん> 中国、楚の懐王(かいおう)が高唐に遊び、夢で天帝の末娘と契った。


−−−−−−−ちょう(か)(#tyou2)−−−−−−−

・超涯不次(ちょうがいふじ) 《四熟》 分不相応で、その上順序を越えていること。特別の抜擢(ばってき)。 用例:太平記 −30「多年の労功ありとて、超涯不次の賞を行なはれける」
・朝改暮変(ちょうかいぼへん) 《四熟》 朝に命令を改(あらた)め、その日の夕方に、それをまた変えること。法令や命令などが、ころころと変わって定まらないこと。 類:●朝令暮改
・長鋏帰らんか
(ちょうきょうかえらんか) 地位や待遇について不平を言うことの喩え。斉の馮驩(ふうかん)が、「食事に魚もないような扱いを受けるのなら、長剣よ、帰ろうか」と歌ったことを指す。 類:●車魚の嘆(たん) 
★斉の宰相孟嘗君とその食客馮驩(ふうかん)との故事による<中国故事物語(河出書房新社)> 出典:「戦国策−斉」「歌曰、長鋏帰来乎、食無魚」
・長頸烏喙
(ちょうけいうかい) 《四熟》 首が長く口が尖っている風貌(ふうぼう)。粘り強く、艱難(かんなん)を共にすることはできるが、残忍・貪欲で猜疑心が強いので、安楽は共にできない相と言われる。 出典:「史記−越王勾践世家」 ★中国、越王勾践(こうせん)の人相とされる。
・帳消し
(ちょうけし) 1.勘定が済んで、帳面に記載された事項を棒線で消すこと。2.金銭の貸借関係が皆済やその他の事情によって消滅すること。債務がなくなること。 類:●棒引き 例:「貸した金を帳消しにしてやる」 3.江戸時代の戸籍、人別帳・欠落帳・勘当帳などの記載を抹消すること。4.その行動や結果などによって、それ以前の行動や成果などの価値がなくなってしまうこと。差し引いて残りがなくなること。 例:「折角の手柄だったが、これで帳消しだ」
・朝憲紊乱
(ちょうけんびんらん・ぶんらん) 《四熟》 合法的な手段によらないで、政府の転覆など、国家の基本的組織を破壊すること。国の存立基盤を不法に乱すこと。暴力革命を行なうこと。 
★「内乱罪」が適用される。 ★「びん」は「紊(ぶん)」の慣用音<国語大辞典(小)>
・長広舌
(ちょうこうぜつ) 滔々(とうとう)と長く喋り続けること。いつまでも喋り立てること。 類:●広長舌●長舌 例:「長広舌を揮(ふる)う」 
★「広長舌」から生じた言葉<大辞林(三)>

−−−−−−−ちょう(さ)(#tyou3)−−−−−−−
朝三暮四
(ちょうさんぼし)
・調子が好い
(ちょうしがいい)・良い 1.相手の気持ちに自分を合わせ、機嫌を取るのが上手である。人の気を引くのが巧みである。 類:●ちゃっかりしている●要領が良い 2.身体の具合いや、仕事の捗(はかど)り具合いが順調である。
・調子に乗る
(ちょうしにのる) 1.煽(おだ)てられたり、弾みが付いたりして、得意になってものごとをする。好い気になって浮わ付いた言動をする。2.仕事などが順調に進む。 類:●軌道に乗る●調子の波に乗る●拍子に掛かる●乗りが来る
・調子外れ(ちょうしはずれ)・調子っ外れ 1.楽曲の正しい音律・音階と合わないこと。調子が合わないこと。うわっ調子なこと。2.言動が、普通と違っていたりして奇妙である。 用例:浮・人倫糸屑−酔狂「耳のすふなる古文真宝の講釈、てうしはづれにも、あどをうたねば、まがあはず」 例:「調子っ外れなことばかりしている」
・調子者(ちょうしもの) 1.誉められたりすると、すぐに得意になって勢い付く人。軽々しく調子に乗る人。 類:●お先者●お先棒担ぎ 2.無責任に相手と調子を合わせる人。その場に合わせて好い加減なことを言う人。
・調子物(ちょうしもの) 少しの加減で具合いが良くなったり悪くなったりする物。加減を必要とするもの。 類:●具合い物●呼吸物
・鳥雀枝の深きに集まる
(ちょうじゃくえだのふかきにあつまる) 小鳥は枝の茂った所に集まって来るものであるということ。徳を積めば、自然にその徳を慕(した)って多くの人が集まって来るものだということの喩え。 出典:杜甫の詩「暝詩」
・長者三代
(ちょうじゃさんだい) 《四熟》 長者の家は三代よりは続かないということ。祖父は苦労して財産を作り、子はその遺風を受けて守るが、三代目の孫の代になると、生活が贅沢になり、終(つい)に父祖の家産を傾けることが多い。 類:●売り家と唐様(からよう)で書く三代目●長者に二代なし
・長者に二代なし
(ちょうじゃににだいなし) 長者の子は甘やかされて育つので、二代目で富を失ってしまうということ。 類:●非道の長者に二代なし●長者末代続かず●名家に二代なし●名家三代続かず●長者三代売り家と唐様で書く三代目
・長者の脛に味噌を付ける
(ちょうじゃのはぎにみそをつける) 有り余っている上に、更に物を添えること。 類:●大黒の尻に味噌雪上に霜を加う
・長者の万灯より貧者の一灯
(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう) 仮令(たとえ)僅(わず)かでも、貧しい人の真心が篭もった寄進は、金持ちの寄進よりも優っているということ。量や額の多少より誠意が大切だという喩え。 類:●長者の千灯より貧女の一灯●長者の万貫貧者の一文 
故事:阿闍世王授決経」・「賢愚経」 阿闍世王が灯した万の灯明は消えてしまったが、ある貧しい老女が真心込めて灯した一灯は消えずに、終夜明るく輝き続けた。 出典@:阿闍世王経(あじゃせおうきょう) 仏教の経典。中国。法炬。・・・調査中。阿闍世王は、古代インドのマガダ国の王。 出典A:賢愚経(けんぐきょう) 仏教の経典。中国、北魏の曇学らが聞いた説教を編輯し、 紀元前445年にできた。唐以後、西蔵訳、蒙古訳が現われた。
・長者末代続かず
(ちょうじゃまつだいつづかず) 初代が苦労して作った財産も、苦労を知らずに育った二代目三代目が、使い尽くしてしまう。長者の家はあまり長くは続かないということ。 類:●名家三代続かず●長者三代売り家と唐様で書く三代目長者に二代なし●名家に二代なし
・長袖善く舞い、多銭善く商う
(ちょうしゅうよくまい、たせんよくあきなう) 長袖(ながそで)の衣を着た者は舞うのに都合良く、銭を多く持つ者は商いをするのに都合が良い。何事を為すにも、その素質や才能、条件に恵まれた者は成功し易いものだということの喩え。 出典:「韓非子−五蠧」「鄙諺曰、長袖善舞、多錢善賈。此言多資之易爲工也」
・長所は短所
(ちょうしょはたんしょ) 長所に頼り過ぎると却(かえ)って失敗することがある。長所も見方によると短所とも言える。長所と短所は裏表である。
・調子を合わせる
(ちょうしをあわせる)[=合わす] 1.音の高低や速さなどをほどよく合わせる。音律や拍子を合わせる。2.相手の気に入るように、言葉や態度を合わせる。相手に迎合する。 例:「適当に調子を合わせておけ」 3.機械の動きなどを整える。
・調子を取る
(ちょうしをとる) 1.音の高低や音階、または、リズムなどを整える。2.ものごとをほどよい状態に保つ。釣り合いを保つ。 類:●釣り合いを取る
・長身痩躯
(ちょうしんそうく) 《四熟》 背丈が高く、体つきが痩せていること。また、その人。 類:●痩身長躯●痩躯長身
・彫心鏤骨
(ちょうしんるこつ) 《四熟》 心にきざみ骨にちりばめること。非常に苦心すること。また、詩文などを苦心して練りあげること。 類:●鏤骨
 ★「る」は「鏤」の呉音。漢音で「ろうこつ」とも<国語大辞典(小)>
・朝夕の煙
(ちょうせきのけむり・けぶり) 朝夕の炊事の煙。また、日々の暮らし。
・長舌三寸
(ちょうぜつさんずん) 《四熟》 人前では調子の好いことを言いながら、陰では舌を出して笑うこと。

−−−−−−−ちょう(た)(#tyou4)−−−−−−−
・長蛇の陣
(ちょうだのじん)[=備(そな)え] 「孫子−九地」に見える陣法の名前。八陣の内の一つ。常山の蛇が、首は尾を救い、中は首尾を救い、首尾は中を救うように、一列に長く並び、各隊が互いに呼応して押し進む陣形。
・長蛇の列
(ちょうだのれつ) 蛇の身体のように、長々と続く行列。
・長蛇を逸す
(ちょうだをいっす) 惜しい獲物を捕らえ損なう。大物を惜しくもとり逃す。
・冢中の枯骨
(ちょうちゅうのここつ) 墓の中の白骨。また、死んだ人。転じて、恐れるに足りない人の喩え。無能の人を嘲(あざけ)る言葉。 出典:「蜀志(三国志)-先主伝」
・喋喋喃喃
(ちょうちょうなんなん) 《四熟》 「喃喃」は小声で囁(ささや)くこと。小声で親しげに話し合うこと。男女が睦(むつ)まじげに語り合う様子。
・丁丁発止
(ちょうちょうはっし)[=打打発止] 《四熟》 1.剣などで、互いに激し打ち合う音や様子を表わす言葉。 例:「丁々発矢と渡り合う」 2.激しく議論を戦わせ合う様子を表わす言葉。 類:●激論を交わす 
★「ちょうちょう」は擬音で、「丁丁」「打打」は当て字。「はっし」も擬音<国語大辞典(小)>
・提灯で餅を搗く(ちょうちんでもちをつく・あもをつく)[=が餅搗く] 1.老人の萎(しな)びた陰茎で房事(ぼうじ)を行なうことの喩え。老人の房事を嘲(あざけ)って言う言葉。2.転じて、自分の思うようにならないことの喩え。
提灯に釣鐘
(ちょうちんにつりがね)
・提灯ほどの火が降る
(ちょうちんほどのひがふる) 家計の困難を火が降ることに喩え、それも提灯ほどもある大きな火だということ。貧乏が甚(はなは)だしいことの喩え。
・提灯持ち
(ちょうちんもち) 1.夜道や葬列などで、提灯を持って一行の先頭に立つ役。また、その人。2.他人の手先に使われて、その人の長所を吹聴して回ったりすること。頼まれもしないのに他人を誉めたり宣伝したりすること。また、それをする人。 類:●太鼓持ち
・提灯持ち川へ嵌まる
(ちょうちんもちかわへはまる) 夜道を先に立って人の足元を照らしながら歩く提灯持ちは、自分の足元が暗くて良く見えないので川に落ちたりする。 1.人を導くはずの者が、自分から先に失敗することの喩え。2.お先棒担(かつ)ぎが失敗することの喩え。
・提灯を昼灯す
(ちょうちんをひるともす) 不必要な贅沢をすること。
・提灯を持つ
(ちょうちんをもつ) 提灯持ちをする。自ら進んで他人の手先に使われ、また頼まれもしないのにその人を誉め・宣伝する。 類:●お先棒を担ぐ
・長汀曲浦
(ちょうていきょくほ) 《四熟》 長い水際と曲がりくねった浦という意味で、遥かに続く、曲がりくねった海浜のこと。
・超弩級
(ちょうどきゅう)・超ド級 1.超弩級艦のこと。superdreadnought。 ★1906年に竣工したイギリス海軍戦艦ドレットノート級の略。これによりそれ以前に存在していた各国の戦艦は全て旧式と化した。戦艦の歴史の転機とも言える戦艦で、この戦艦の登場以降、以前の戦艦は「前ド級」、同世代の戦艦は「ド級」。これよりも新しく建造された戦艦は「超ド級」と呼ばれた。 2.転じて、同類のものに比べて、ずば抜けて強大なこと。ずば抜けて優れていること。また、動作などが桁外れに凄まじいこと。 例:「超弩級の大作」

−−−−−−−ちょう(は)(#tyou6)−−−−−−−
・長範が当て飲み
(ちょうはんがあてのみ) 他人の懐(ふところ)を当てにして失敗することの喩え。 類:●取らぬ狸の皮算用 故事:幸若舞「烏帽子折」・謡曲「熊坂」など 大泥棒の熊坂長範が、金売り吉次から金を盗む前に、もう手に入れた気になって酒盛りをしたてから吉次を襲ったが、逆に牛若丸(後の源義経)に退治されてしまった。 出典:熊坂(くまさか) 能楽。五番目物。各流。金春禅竹か。都の僧が美濃国(みののくに)赤坂の里で一人の僧に会い、その庵室に案内されるが、やがて僧も庵室も消えて草むらとなる。その夜、都の僧が読経していると、熊坂長範の霊が現われて、金売り吉次を襲って牛若丸に殺された話をする。古名「幽霊熊坂」。
・掉尾の勇を奮う
(ちょうびのゆうをふるう) 「掉尾」は、尾を振る様子のことで最後の意味。ものごとの最終の段階に最後の勇気を奮い立てて奮闘すること。
・長鞭馬腹に及ばず(ちょうべんばふくにおよばず) 1.鞭がどれだけ長くとも、馬の腹には届かない。勢力がどれだけ強大であっても、運命や天の意思には逆らえないものだということ。人のやることには、手の届かないところがあるものだから、躍起(やっき)になることはないということ。 出典:「春秋左氏伝−宣公十五年」「古人有言、曰、雖鞭之長、不及馬腹」 2.(誤った解釈から) 長過ぎる鞭は、却(かえ)って馬の腹を打つには不便である。 類:●独活の大木
・超仏越祖
(ちょうぶつおっそ) 《四熟》 禅宗の用語。 仏や宗祖の教えに囚われずに、自己本来の悟りに達すること。自己本来の面目を発揮すること。

−−−−−−−ちょう(ま)(#tyou7)−−−−−−−
・長目飛耳
(ちょうもくひじ) 《四熟》 古い時代や遠い地方のことを見聞きできるということ。また、その目と耳。転じて、見聞を広めるための書籍のこと。書物のこと。 類:●飛耳長目 出典:「管子−九守」
・頂門の一針
(ちょうもんのいっしん・ひとはり) 頭上に一本の針を刺すという意味で、相手の急所を押さえて、戒(いまし)めを加えること。また、その戒め。痛烈だが適切な忠告。痛い所を突く教訓。

−−−−−−−ちょう(や)(#tyou8)−−−−−−−
・長夜の飲
(ちょうやのいん・じょうやのいん)[=宴(えん) 夜通し酒を飲み、昼間も戸を閉めたままで灯火の下で酒宴を続けること。夜通し酒を飲むこと。また、その酒席のこと。 出典:「史記−殷本紀」「以酒為池、懸肉為林、使男女[人偏+果]相逐其間、為長夜之飲」 参考:酒池肉林
・長夜の台
(ちょうやのだい)[=室(しつ) 死体を葬(ほうむ)る穴。墓。墳墓。
・長夜の眠り
(ちょうやのねむり)[=夢] 1.一生を夢のように暮らすこと。2.凡夫が煩悩(ぼんのう)に迷って、真理の光明に出会えないこと。 類:●
長夜の闇
・長夜の闇
(ちょうやのやみ) 煩悩のために、いつまでも迷いの世界にあって、真理の光明を見出すことができないこと。また、その境地。 類:●
長夜の眠り
・長夜の夢を覚ます
(ちょうやのむめをさます) 衝撃的な出来事が起こって、平和に慣れ切った人々を驚かすこと。
・長幼の序
(ちょうようのじょ) 年上と年下の秩序を本(もと)としなくてはいけないという教え。 出典:「孟子−滕文公・上」「父子有親、君臣有義、夫婦有別長幼有序、朋友有信」 ★聖王・尭(ぎょう)が契(せつ)を使徒に任じて民に教えさせたもの。 参考:「五倫の教え」儒教で基本となる五つの対人関係。父子・君臣・夫婦・長幼・朋友。人倫<国語大辞典(小)>
・朝蝿暮蚊
(ちょうようぼぶん) 《四熟》 1.つまらない人間が集まってきて鬱陶(うっとう)しいことの喩え。2.権力者の周囲に、小人物が群(むら)がることの喩え。 出典:韓愈「雑詩」「朝蝿不復駆、暮蚊不可拍、蝿蚊満八区、可盡與相格」
・蝶よ花よ
(ちょうよはなよ)[=や花や] 子供を、ひととおりでなく、非常に慈(いつく)しみ愛する様子。 類:●月よ花よちやほや 例:「蝶よ花よと育てられたせいか、いささか高慢な性格になってしまった」

−−−−−−−ちょう(ら)(#tyou9)−−−−−−−
・跳梁跋扈
(ちょうりょうばっこ) 《四熟》 悪人などが権勢を縦(ほしいまま)にして、我が儘にのさばること。 ★「跳梁」の出典:「荘子−逍遥遊」「卑身而伏、以候敖者、東西跳梁不避高下」 ★「跋扈」の出典:「後漢書−馮衍伝」「誚始皇之跋扈兮、投李斯於四裔」
朝令暮改
(ちょうれいぼかい)

−−−−−−−ちよ(か)(#tiyo2)−−−−−−−
・直往邁進
(ちょくおうまいしん) 《四熟》 躊躇(ためら)ったり怯(ひる)んだりせず、真っ直ぐに突き進むこと。
・直情径行(ちょくじょうけいこう) 《四熟》 感情を偽らないで、自分の思うままに行動すること。思ったことを隠さずに、言ったり行なったりすること。 出典:「礼記−檀弓・下」「有直情径行、戎狄之道也」<じょうをなおくしてただちにおこなうあるものは、じゅうてきのみちなり> 
孔子の弟子・子游(しゆう)の言葉。
・猪口才
(ちょこざい) ちょっとした才能や才気があって生意気なこと。小賢(ざか)しいこと。また、その人。 類:●ちょこ●小生意気●小利口●小才が利く 用例:浄・女殺油地獄「猪口才なけさい六」 
★「ちょこ」は「ちょこちょこ」などの「ちょこ」、「猪口」は当て字<国語大辞典(小)>

−−−−−−−ちよ(さ)(#tiyo3)−−−−−−−
樗材千年の寿も如かじ、槿花一日の栄には(ちょざいせんねんのことぶきもしかじ、きんかいちじつのえいには) 無為無能で長生きをしても、なんにもならない。ぱっと一花咲かせて短い一生を終える方が見事であるということ。 出典:「譬喩尽−二」「樗材千年寿不如、槿花一日栄」 ★「樗材」は、悪木の一つとされる樗(おうち)の木の材木。無能の人物の喩え。自分を卑下しても用いる。

−−−−−−−ちよ(た)(#tiyo4)−−−−−−−
・ちょっかいが回る(ちょっかいがまわる) 「ちょっかい」は、手先の俗語。手先が良く動く。三味線などの、ばちさばきが巧みである。
・ちょっかいを出す
(ちょっかいをだす)[=掛ける] 1.猫などが見せる片前足で物を寄せ集めるような動作をすること。2.横合いから手出しや干渉をすること。お節介をすること。3.戯(たわむ)れで異性に手を出すこと。特に、男が女に手を出す。女に戯れ掛ける。
・一寸見
(ちょっとみ) ちょっと見ること。また、ちょっと見た感じ。 類:●一見(いっけん) 例:「ちょっと見は良さそうだが機能はどうだ」
・猪突
?(ちょとつきゆう) 《四熟》 ?[=豕+希]」は、猪の子のこと。向こう見ずに進む勇気のこと。また、そのような勇士のこと。 類:●猪武者猪勇 出典:「漢書−食貨志」
・猪突猛進
(ちょとつもうしん) 《四熟》 一つのことに向かって向こう見ずに、猛烈な勢いで突き進むこと。 類:●猪突 例:「若さに任せて猪突猛進したものだ」

−−−−−−−ちよ(や)(#tiyo8)−−−−−−−
・猪勇
(ちょゆう) 向こう見ずな勇気。また、そのような人。 類:●猪武(ちょぶ)●血気の勇

−−−−−−−ちよ(ら)(#tiyo9)−−−−−−−
・ちょろい 1.
内容に乏(とぼ)しくて値打ちがない。取るに足りない。 用例:浮・人倫糸屑−高慢「あれらが句がちょろい事」 浮・好色万金丹「霊仏霊宝さへ残らず焼けたるに、此のちょろい挟箱一つ残りたるは」 2.様子が生温(ぬる)い。 類:●手緩(ぬる)い●まだるっこい 用例:浄・
関八州繋馬−道行「ちょろい工みのあめだ牛」 3.見え透いていて浅墓(あさはか)である。愚かである。 類:●甘っちょろい●浅薄 用例:浮・好色一代女−一「そんな事などちょろく見えすき」 4.それを処理したり打ち負かしたりするのが容易である。 例:「こんな問題ちょろい」 用例の出典:関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま) 浄瑠璃。近松門左衛門。享保9年(1724)。近松の絶筆となった最後の浄瑠璃。頼光四天王物。平将門の遺児・良門の謀反と、それを討伐しようとする頼光一門の抗争を描くスケールの大きい作品。その4段目でからくりを用いて東山大文字の送り火を、舞台の上に演出し、その見事さが評判になる近松門左衛門でござーい!
・ちょろまかす 1.
一時逃れの嘘を言って、その場を誤魔化す。冗談で言い紛(まぎ)らわしたり、騙したりする。 例:「税金をちょろまかす」 用例:談・八景聞取法問−二「母はおれがちょろまかしたが」 2.人の目を誤魔化して物を盗む。掠(かす)め取る。 例:「店の売上金をちょろまかす」 用例:浮・西鶴置土産−一「紙一枚、ちょろまかすといふ事なし」 3.女を騙して肉体関係を結ぶ。女を誑(たら)す。 用例:滑・膝栗毛−四「むすめをちょろまかそふとか」 ★「ちょろ」は、「猪牙船(ちょきぶね)」の東海以西での呼び名。「ちょろ」を負かすくらい素早く逃げる様子から言われた江戸時代の流行語。

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