習うより慣れろならうよりなれろ

ことわざの意味
人から教わったり本で読んだりするよりも、実際に何度もやってみて、身体で覚えるほうがしっかりと身につくということ。

用例

配属されたばかりの部署でマニュアルを読み込んでいたが、先輩に「現場では習うより慣れろだ」と言われ、まずは実務を任されることになった。

ことわざの由来

「習う」は人から知識や作法を教わること、「慣れる」は繰り返し経験して状態になじむことを指します。知識として頭で理解する(習う)よりも、体験を通じて感覚を掴む(慣れる)ほうが、物事の習得において重要であるという経験則に基づいています。

類似のことわざ

  • 百聞は一見に如かず
  • 論より証拠 ・実践あるのみ
  • 手習いより見て習い(人から教わるより、人のすることを見て覚えるほうがいい)

英語の類似のことわざ

  • Practice makes perfect.(練習は完璧をつくり出す=継続は力なり)
  • Experience is the best teacher.(経験は最良の教師である)
  • Custom makes all things easy.(習慣は万事を容易にする)