ことわざの意味
滅びかけているものや、絶望的な状況にあるものを、立て直して元のよい状態に戻すこと。
用例
9回裏、3点差で負けていたが、代打が満塁ホームランを放ち、まさに起死回生の一発逆転勝利となった。
ことわざの由来
元々は医学の言葉で、死にかかっている病人を生き返らせるほどの優れた医術を指しました。「死(し)を起(た)たしめ、生(せい)に回(かえ)らしむ(死者を起き上がらせ、生者にかえらせる)」という構成から来ています。 そこから転じて、崩壊寸前の国家や組織、あるいは敗色濃厚な勝負事などを、劇的に回復させることを意味するようになりました。
類似のことわざ
- 死中に活を求める(絶体絶命の窮地にあって、なお生き延びる道を模索する)
- 捲土重来(けんどちょうらい/一度敗れた者が、勢いを盛り返して攻めてくること)
- 首の皮一枚でつながる
英語の類似のことわざ
- Snatch victory from the jaws of defeat.(敗北の口(あご)から勝利をかすめ取る=負け試合を勝ち試合にする)
- Turn the tables.(形勢を逆転する)
- Rise like a phoenix from the ashes.(灰の中から蘇る不死鳥のように=不死鳥のごとく蘇る)