ことわざの意味
山のが高ければ高いほど、そのふもとにある谷も深くなるということ。転じて、絶頂期(幸運)が大きければ、その反動で訪れる不運や苦労もまた大きいことのたとえです。
用例
- 株価が急騰した後は暴落の恐れがある。「山高ければ谷深し」というから、今のうちに利益を確定させておこう。
- 華々しい成功を収めた後の挫折は相当なものだった。まさに山高ければ谷深しの人生だ。
ことわざの由来
自然界の地形において、高い山がある場所には必ず深い谷が存在するという物理的な事実に基づいています。古くから、人生の浮き沈みや相場(経済)の変動を説明する教訓として用いられてきました。特に相場の世界では、「大きく上がった相場は、その後大きく下がる」という戒めとして有名な格言です。
類似のことわざ
- 楽あれば苦あり
- 禍福は糾える縄の如し
- 驕れるもの久しからず
- 待てば海路の日和あり
英語の類似のことわざ
The higher the mountain, the deeper the valley. Every flow must have its ebb.
ことわざを使った文学作品
主に相場格言や格言集で見られる言葉ですが、吉川英治などの時代小説において、人生の栄枯盛衰を語る際の比喩表現として用いられることがあります。