虫のいい話むしのいいはなし

ことわざの意味
自分勝手で、自分にとって都合が良すぎる話のこと。

用例

  • 何もせずに利益だけ得ようだなんて、そんな虫の良い話が世の中にあるわけがない。
  • 普段は連絡もしないのに、お金に困った時だけ頼ってくるなんて虫のいい話だ。
  • 失敗の責任は取らず手柄だけ自分のものにするとは、だいぶ虫のいい話ではないか。

ことわざの由来

ここでの「虫」とは、昆虫のことではなく、古くから人間の体内に住みつき、感情や意識、体調などを左右すると信じられていた架空の存在(霊的なものや気の流れ)を指します。 「虫がいい」とは、自分の中にいるその「虫」が好む状態、すなわち自分の気分や欲望にとって都合が良い状態であることを意味します。そこから転じて、相手の事情や立場を考えず、自分の利益や都合ばかりを優先するような身勝手な話を「虫のいい話」と言うようになりました。

類似のことわざ

  • 我田引水(がでんいんすい):自分の田んぼにだけ水を引くように、他人のことを考えず、自分に都合がいいように物事を進めること。
  • 濡れ手で粟(ぬれてであわ):苦労せずに多くの利益を得ること。また、そのようなうまい話。
  • 得手勝手(えてかって):他人のことは構わず、自分の都合の良いように振る舞うこと。
  • 虫がいい

英語の類似のことわざ

  • You can’t have your cake and eat it too.
  • It is too good to be true.
この記事の著者 : くろご式ことわざ辞典編集部
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