ことわざの意味
名声や体裁などの見かけ上の名誉を得るよりも、実際に役に立つ利益や中身(実質)を得る方が賢明であるという教え。
用例
- 周囲から立派だと思われなくても、私は名を取るより実を取れの精神で、実益のある副業に専念することにした。
- 大企業の肩書きを捨ててベンチャー企業へ移籍したのは、まさに名を取るより実を取れという決断だった。
- 豪華な包装よりも中身の品質で勝負する彼の経営方針は、名を取るより実を取れという考えに基づいている。
ことわざの由来
「名」は評判や名誉、外聞を指し、「実(じつ)」は果実のように実りあるもの、すなわち利益や実益を指します。江戸時代の上方(大阪・京都)のことわざをまとめた『上方いろはたとえ』にも含まれており、実利を重んじる商人の知恵や合理的な考え方から生まれた言葉とされています。