意味
ことわざの意味
口に出して言わないほうが、かえって趣(おもむき)があり、差し障りもなくて良いということ。すべてを露骨に説明してしまうよりも、含みを持たせたほうが美しい、あるいは賢明であるという教えです。
用例
- 彼の失敗の理由はみんな察しているけれど、あえて指摘しないのが言わぬが花だよ。
- 結末を知っていたとしても、これから観る人に教えないのが言わぬが花というものだ。
ことわざの由来
「花」は、日本古来の美意識において「奥ゆかしさ」や「風情」を象徴します。何でも言葉にしてしまうと、想像の余地がなくなって興醒めしたり、余計な角が立ったりすることへの戒めから生まれました。世の中には、あいまいにしたままにしておくほうが、物事が円滑に進んだり、情緒が保たれたりする場合が多いという日本的な処世訓でもあります。