ことわざの意味
事が起きてしまってから慌てて準備を始めること。手遅れであることや、事前の準備を怠っていることを揶揄するたとえです。
用例
- 試験の当日の朝に参考書を買いに行くなんて、まさに泥棒を見て縄をなうだ。
- 深刻な不祥事が発覚してからコンプライアンスの体制を整えても、泥棒を見て縄をなうで、もはや信用は取り戻せない。
ことわざの由来
泥棒が家に入ってきたのを見てから、それを縛り上げるための縄を編み(なう)始めるという、滑稽なほど遅すぎる対応に由来します。本来であれば、泥棒が入る前に縄を用意しておくべきであることから、平常時の備えがいかに重要であるかを説く逆説的な教訓として定着しました。略して「泥縄(どろなわ)」とも言います。
類似のことわざ
- 泥縄
- 後の祭り
- 渇に臨みて井を穿つ
- 難に臨んで兵を鋳る
- 兎を見て鷹を放つ
- 喧嘩過ぎての棒乳切り
- 敵を見て矢を矧(は)ぐ
- 転ばぬ先の杖(※対義的・予防的な文脈で対比される)