ことわざの意味
なすべきことをやり遂げて、それで事が完結することを表す言葉。やるべきことをすべてやり終えた、もはや言うことはない、という意味で使われる。
用例
「長年取り組んだ研究を発表し終えた彼は、「能事畢る」と言って静かに席に着いた。」
「最終報告書を提出したとき、部長は満足げに「能事畢る」と呟いた。」
「遺言状を書き終えた祖父は、「これで能事畢る」と言い、穏やかな表情を見せた。」
ことわざの由来
「能事」は「なすべきこと」「なし得ること」を意味し、「畢る(おわる)」は「終わる・完了する」という意味。もともとは中国の古典に由来する表現で、なすべきことをすべて成し遂げ、それで十分であるという充足感や完結を表している。日本では主に漢文的な表現として使われることが多い。
類義語
- 万事休す
- 有終の美を飾る
英語の類似のことわざ
- It is done and finished.