ことわざの意味
損をしているように見せながら、実は元値(仕入れ値)でも十分に利益を得て財産を築いている、ということ。表向きには損をしているふりをしながら巧みに商売をうまくやることのたとえ。
用例
「あの老舗商人は損と元値で蔵を建てというやり方で、安売りしているように見せて着実に財産を増やしてきた。」
「特売品で損をしているように見えるが、それで客を呼び込み他の商品も買わせる。まさに損と元値で蔵を建ての商法だ。」
「損と元値で蔵を建てというが、巧みな商人は損に見える取引でも長期的には必ず利益を出す。」
ことわざの由来
江戸時代の商人の知恵から生まれたことわざ。「損」は売値が仕入れ値を下回る赤字取引に見えること、「元値」は仕入れ値(原価)のこと。表向きは損をしているように見せながら、実は元値で売っても十分な利益が出るほど安く仕入れていたり、数量を捌いて利益を出したりすることで、着実に財産(蔵)を建てるほど豊かになるという商才を表している。
類義語
英語の類似のことわざ
- Sometimes you have to spend money to make money.