持ちつ持たれつもちつもたれつ

ことわざの意味
互いに助け合い、支え合いながら生きているという関係を表したことわざです。一方だけが助けるのでなく、お互いがそれぞれの場面で助けたり助けられたりしながら、うまくバランスを取って共存しているさまを表しています。人間関係や社会のつながりにおける相互依存の大切さを示した言葉です。

用例

「隣の田中さんとはいつも持ちつ持たれつの関係で、困ったときはお互い様で助け合っている。」

「大企業と中小企業の関係は持ちつ持たれつで、どちらか一方だけでは成り立たない。」

「長年連れ添った夫婦というのは持ちつ持たれつというもので、お互いの弱いところを補い合っているんだよ。」

ことわざの由来

「持ちつ持たれつ」の「つ」は古語で動作の反復や並列を表す助動詞です。「持つ」と「持たれる」を交互に繰り返すことで、相互に支え合う関係を表現しています。この表現は室町時代頃から使われていたとされ、農村共同体における結(ゆい)という共同作業の慣習や、商業における取引関係など、相互依存で成り立つ日本社会の特徴を反映した言葉です。

類義語

対義語