ことわざの意味
いくら本を読んだり教えを受けたりして学んでも、自分でよく考えなければ、学んだことが本当に身につかず、役に立たないということ。
用例
「受験勉強で教科書を丸暗記するだけでは、学びて思わざれば則ち罔しとなる。なぜそうなるのかを自分で考えることが大切だ。」
「ビジネス書を何十冊読んでも、学びて思わざれば則ち罔しで、実際の仕事で活かせなければ意味がない。」
「学びて思わざれば則ち罔し。優れた教師は生徒に答えを与えるのではなく、自分で考える力を育てる。」
ことわざの由来
中国の古典『論語』の「為政篇」に記された孔子の言葉に由来する。原文は「学而不思則罔、思而不学則殆(まなびておもわざればすなわちくらし、おもいてまなばざればすなわちあやうし)」。学びだけでは知識が空虚になり、思索だけでは危険に陥る、という学習と思考のバランスの重要性を説いた教え。「罔し(くらし)」は「何も得るものがない・暗い」という意味。
類義語
- 思いて学ばざれば則ち殆し
- 聞いて一時、見て一生
英語の類似のことわざ
- Learning without thought is labor lost.
- Knowledge without reflection is wasted.