口を滑らせるくちをすべらせる

ことわざの意味
言ってはいけないことや、秘密にすべきことを、うっかり話してしまうこと。自分の意思に反して、言葉が不用意に出てしまう様子を指します。

用例

  • サプライズパーティーの計画だったのに、彼が本人を前に口を滑らせてしまった。
  • 会議の席でつい本音を口を滑らせたばかりに、気まずい雰囲気になってしまった。

ことわざの由来

「口」という言葉の発信源を、制御が効かずに「滑る」状態に例えた表現です。氷の上や濡れた場所で足が滑って転ぶように、言葉が自分のコントロールを離れて外へ飛び出してしまうという比喩から生まれました。古くから、言葉の失敗を戒める文化の中で、不注意による発言を指す慣用句として広く定着しました。

類似のことわざ

英語の類似のことわざ

A slip of the tongue To let the cat out of the bag

ことわざを使った文学作品

多くの小説や戯曲において、物語を急展開させるためのきっかけ(秘密の露呈)として、登場人物が「口を滑らせる」シーンが多用されています。