山に躓かずして垤に躓くやまにつまずかずしてありづかにつまずく

ことわざの意味
大きな山ではつまずかないのに、小さなアリ塚(ありづか)でつまずいてしまう、ということから、大きな困難や試練は乗り越えても、ちょっとした小さなことでミスや失敗をしてしまうことのたとえ。

用例

「難関の入試を突破したのに、受験番号の記入ミスで不合格になるとは、山に躓かずして垤に躓くとはこのことだ。」

「大プロジェクトは成功させたのに、出張の電車に乗り遅れてしまった。山に躓かずして垤に躓くで、小さなミスに気が抜けない。」

「百キロのウルトラマラソンを完走したのに、帰り道で転んで骨折するとは。まさに山に躓かずして垤に躓くだ。」

ことわざの由来

「垤(ありづか)」はアリが土を積み上げて作る小さな塚のこと。山のような大きな障害物は注意して乗り越えるが、小さなアリ塚には油断してつまずいてしまう、という観察から生まれたことわざ。大きなことには慎重になるが、小さなことには気が緩んでしまう人間の心理的傾向を指摘している。油断大敵の教えと通ずる。

類義語

英語の類似のことわざ

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