ことわざの意味
軍隊や武力は本来、人を傷つけ命を奪う凶悪な道具(凶器)であり、戦争は不吉なものであるという意味。やむを得ない場合以外は戦争や武力に頼るべきではないという戒め。
用例
「兵は凶器という古の教えを忘れた国は、歴史の中で必ず滅びていった。」
「平和外交を推進する大臣は、兵は凶器という言葉を引用して軍拡競争の無意味さを訴えた。」
「兵は凶器であるからこそ、国家はその行使に際して最大限の慎重さを要求される。」
ことわざの由来
中国の古典「老子」第31章にある「夫れ兵は不祥の器なり」(そもそも兵器は不吉なものである)という言葉が由来とされる。また「孫子」でも戦争は国家の重大事であり、慎重に考えるべきとされている。こうした中国古典の軍事思想が日本に伝わり、「兵は凶器」というかたちで定着した。戦争の恐ろしさと平和の大切さを説く言葉として用いられる。
類義語
- 兵は不祥の器
- 戦争は悪の最大のもの
英語の類似のことわざ
- War is a necessary evil.
- The sword is the last resort.