酸いも甘いも噛み分けるすいもあまいもかみわける

意味

ことわざの意味
人生における辛い経験(酸い)と楽しい経験(甘い)の両方を経て、世の中の裏表に通じ、人情の機微や物事の道理を深く理解していること。単に知識があるだけでなく、経験に裏打ちされた深い洞察力を持つ様子を指します。

用例

  • 彼は若くして苦労を重ねてきただけに、酸いも甘いも噛み分けた深みのある助言をくれる。
  • 課長は酸いも甘いも噛み分けるベテランなので、部下のちょっとした悩みもすぐに見抜いてしまう。

ことわざの由来

「酸い(酸っぱい)」は人生の苦労や辛い経験を、「甘い」は成功や楽しい経験を象徴しています。それらを口に入れて「噛み分ける」という動作から、あらゆる経験を自分の中で消化し、物事の本質を理解するという意味に転じました。元々は江戸時代の遊里(吉原など)において、男女の情愛や世間の裏事情に精通した「通(つう)」な人を形容する言葉として使われていました。

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Know the world. / Have been through the mill.