犬と猿(いぬとさる)

ことわざの意味
犬と猿のようないがみ合う間柄。お互い性分が合わない仲である。

ことわざの由来

昔、猟師は犬を連れて山に入っていたが、野生の猿とばったり鉢合わせすることも珍しくなかった。当然の如く、阿鼻叫喚の騒ぎとなる。このような様子から言われるようになったものらしい。

類似のことわざ

類似の英語のことわざ

  • They agree like cats and dogs.(《皮肉》 猫と犬のように仲がよい)

出典について

咄本『曽呂利狂歌咄
狂言『竹生島詣

出典の詳細

  1. 曽呂利狂歌咄(そろりきょうかばなし) 咄本。安楽庵策伝か。寛永年間(1624~44)か。・・・詳細調査中。
  2. 竹生島詣(ちくぶじままいり)・竹生島参 狂言。各流。無断で休んで竹生島詣(もう)でに行ってきた太郎冠者に主がその様子を尋ねる。太郎冠者は主が洒落(しゃれ)好きなのに乗じ、神前の様子を出まかせの洒落に言い紛(まぎ)らす。