一刻千金(いっこくせんきん)

ことわざの意味
僅かな時間が千金にも値すること。大切な時や楽しい時が過ぎ易いのを惜しむときなどに使う。

類似のことわざ

出典について

蘇軾の詩句「春夜詩」 「春宵一刻値千金」

ことわざに関連する人物の詳細

蘇軾(そしょく)は中国、北宋の文人、政治家。1036~1101。字は子瞻(しせん)、号は東坡居士(とうばこじ)。洵の子、轍の兄。洵の老蘇、轍の小蘇に対して大蘇と呼ばれる。唐宋八大家の一人。古文作家として、「赤壁賦」などの名作を残した。詩は宋代第一と称され、黄庭堅、陳師道らに影響を与えた。著に、「易書伝」「仇池筆記」「東坡志林」「東坡全集」など

補足

赤壁賦(せきへきのふ) 賦(韻文の一種)。蘇軾。1082年。武漢市の西にある赤鼻山を古戦場の赤壁と誤って舟遊したときに作ったもの。「前赤壁賦」と「後赤壁賦」とがある。