ことわざの意味
悪いことをしている人間が、寝言でもそのことを口走ってしまうように、罪や悪事を犯した者は無意識のうちにもその内心が言葉や行動に現れてしまうという意味です。転じて、罪の意識がある人間は自分でも気づかないうちにボロを出してしまう、という教訓として使われます。
用例
「彼は何も知らないふりをしていたが、盗人の寝言というように、思わず核心をついたことを言ってしまった。」
「不正をしていた社員が会議中に余計なことを話してしまった。まさに盗人の寝言だ。」
「悪事はいつかバレるものだ。盗人の寝言というように、どんなに隠しても必ずどこかで漏れてしまう。」
ことわざの由来
このことわざは、盗みをはたらいた者が睡眠中に「あの家の金はここだ」などと寝言を言ってしまい、そこから犯行が発覚したという実際の出来事や民話が語源と言われています。江戸時代の文献にも類似した表現が見られ、悪事を働く人間の心理的な重荷が無意識の言動に現れるという観察から生まれた言葉です。