ことわざの意味
命がけで物事に取り組むこと。全力を挙げて何かを行うこと。
用例
来週の資格試験に合格するために、テレビもスマホも断って、毎日一生懸命勉強している。
ことわざの由来
本来は「一所懸命(いっしょけんめい)」と書きました。 中世(鎌倉時代頃)の武士が、主君から与えられた「一か所の領地」を、命をかけて守り抜いたことに由来します。 そこから、命がけで物事に当たることを指すようになりましたが、時代が下るにつれて「一所(いっしょ)」の発音が「一生(いっしょう)」と混同され、「一生(=命ある限り)懸命」と書かれるようになり、現在ではこちらの表記が一般的になりました。
類似のことわざ
- 一所懸命(本来の形)
- 粉骨砕身(ふんこつさいしん/骨を粉にし身を砕くほど努力する)
- 無我夢中(むがむちゅう)
- 死に物狂い
英語の類似のことわざ
- With all one’s might.(全力を尽くして)
- Do one’s best.(ベストを尽くす)
- Put one’s heart and soul into…(~に心血を注ぐ)