ことわざの意味
あれこれと吟味して選んだ結果、かえって粗悪なものを手に入れてしまうこと。贅沢を言いすぎたり、こだわりすぎたりすると、かえって悪い結果になることのたとえ。
用例
「何十人もの候補者を面接してようやく採用した社員が全員仕事のできない人ばかりで、まさに選んで粕を掴む結果になってしまった。」
「結婚相手に高望みをしすぎた結果、良縁を逃し続けて後悔している。選んで粕を掴むとはこのことだ。」
「散々比べ検討した末に買った商品がすぐ壊れた。選んで粕を掴むという言葉を思い出した。」
ことわざの由来
「粕(かす)」とは酒を絞った後に残るカスのことで、本来は価値の低いもの。せっかく丁寧に選んでいるのに、そのカスをつかんでしまうという矛盾から生まれた表現。慎重に選びすぎることへの皮肉や警告として用いられてきた。
類義語
- 選り好みは損のもと
- 贅沢は敵