葦をふくむ雁あしをふくむかり

ことわざの意味
雁が葦の茎をくわえて飛ぶことで、猟師の矢を防ぐことができるという故事から、危険に対して事前に用心や対策を講じることのたとえ。また、知恵を働かせて難を逃れることを表す。

用例

「プレゼンの前日に念入りに資料を確認したのは、葦をふくむ雁の心がけだ。」

「旅行の準備を万全に整えておくのは、葦をふくむ雁というように、何が起きても対応できるようにするためだ。」

「危機管理の専門家は、平時から備えることを説く。まさに葦をふくむ雁の精神だ。」

ことわざの由来

雁(がん)は渡り鳥で、昔は矢で撃たれることが多かった。中国の故事によると、雁は飛ぶとき葦の茎をくわえて飛ぶことがあり、これが矢を受けたときにその衝撃を和らげ命拾いをする、という話から生まれたことわざ。実際には鳥がそうするわけではなく、あくまで「事前に備えることの大切さ」を象徴的に語ったものである。

類義語

英語の類似のことわざ

  • Forewarned is forearmed.