ことわざの意味
損害を与える可能性のある人物に、その管理や警護を任せてしまうという、非常に危険で愚かな行為のたとえです。
用例
- 公金を横領したことのある人物を会計係にするなんて、まさに羊の番に狼だ。
- 泥棒に家の鍵を預けるようなもので、それでは羊の番に狼を置くような結果になるのは目に見えている。
ことわざの由来
羊にとって最大の天敵である狼に、あえて羊の群れの番をさせるという、矛盾した極めて危険な状況を描写したものです。西洋の寓話(イソップ寓話など)に由来するとされ、転じて「わざわざ災いを招き入れるような人選や管理のミス」を皮肉る言葉として使われるようになりました。
類似のことわざ
- 泥棒に鍵を貸す
- 狐に小豆飯(きつねにあずきめし)
- 猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
- 虎を野に放つ
ことわざを使った文学作品
イソップ寓話(『狼と羊飼い』など) 世界中の説話や民話において、教訓的なエピソードとしてこの構図が頻繁に用いられています。