ことわざの意味
陣立ての名。背後に河川や湖海などを控えて陣を布(し)くこと。退けば水に溺れるところから、味方に決死の覚悟で戦わせる陣立て。転じて、一歩も退くことのできない絶体絶命の気構えで事に当たること。
類似のことわざ
- 糧を捨てて舟を沈む
- 川を渡り船を焼く
- 井を塞(ふさ)ぎ竈(かまど)を平らぐ
出典について
「史記-淮陰侯列伝」「信乃使万人先行出、背水陣。趙軍望見而大笑」 漢の韓信が趙との戦いで、河を背にして陣を敷き、味方に決死の覚悟で戦わせて敵を破った。
出典:史記(しき)網呑舟の魚を漏らす 参照。