鼓腹撃壌(こふくげきじょう)

ことわざの意味
腹を叩き土を打つということで、太平を謳歌する様子を意味する。政治が行き届き人々が太平を楽しんでいる状態のこと。 例:「鼓腹撃壌の世(民)」

類似のことわざ

  • 鼓腹を打つ

出典について

帝王世紀」・「十八史略」など 中国、堯帝(ぎょうてい)の時、一老人が腹鼓(はらつづみ)を打ち、大地を叩いて太平を謳歌したという。 

出典の詳細

帝王世紀(ていおうせいき) 列伝。中国西晋。皇甫謐(こうほひつ)。上古以来の帝王の事跡を記録したもの。
十八史略(じゅうはっしりゃく) 中国の史書。2巻。元の曾先之(そうせんし)撰。西暦1300年前後か。太古から宋代に至る歴史を「史記」以下17の正史と宋関係の史料によって記述。編年史で、逸話風に書かれている。現行のものは、明の陳殷が注解を付けて7巻にしたもので、日本では室町末期から江戸時代にかけて盛んに読まれた。