錦を衣て郷に還るにしきをきてさとにかえる

ことわざの意味
出世や成功を遂げた後に故郷に帰ること。栄光をまとって故郷に凱旋するという意味で、立身出世の象徴的な表現。「錦」は美しい絹織物で、成功・栄誉の象徴として用いられる。

用例

「故郷を出て二十年、ついに社長として錦を衣て郷に還る日がやってきた。」

「オリンピックで金メダルを獲得した彼女は、錦を衣て郷に還る形で地元に凱旋した。」

錦を衣て郷に還ることを夢見て上京した彼は、十年間の努力が実り、成功者として故郷の地を踏んだ。」

ことわざの由来

中国の故事に由来する。秦の末期、項羽(こうう)が咸陽(かんよう)を陥落させた後、「富貴にして故郷に帰らざるは、錦を衣て夜行くが如し」(出世しても故郷に帰らないのは、錦の衣を着て夜道を歩くようなもの=誰にも見てもらえない)と語ったとされる。この逆の意味、すなわち成功を衆目の前で披露しながら故郷に錦を飾ることを「錦を衣て郷に還る」と表現するようになった。

類義語

  • 故郷に錦を飾る
  • 凱旋帰国

対義語

英語の類似のことわざ

  • Return home in glory.