異質順化いしつじゅんか

ことわざの意味
異質なもの(性質の異なるもの)を排除するのではなく、受け入れて自らの組織や環境に適応させ、徐々に一体化してなじませていくこと。特に日本文化が外来の文化を取り入れ、日本風に変容させて定着させてきたプロセスを指す際によく用いられます。

用例

日本文化は、仏教や漢字など海外の文化を取り入れ、それを異質順化させることで独自の発展を遂げてきたと言われている。 企業合併においては、異なる社風を持つ社員同士がいかに異質順化し、新しい組織としての力を発揮できるかが鍵となる。

ことわざの由来

この言葉は伝承的なことわざではなく、「異質(性質が違うもの)」を「順化(環境になれさせる・なじませる)」するという漢字の意味そのものから構成された熟語です。 生物学における「順化(Acclimatization)」の概念を、社会学的・文化的な文脈に応用したもので、特に日本の「外来のものを受け入れ、咀嚼し、自分のものにする」という特質を説明するキーワードとして定着しました。

類似のことわざ

  • 和魂洋才(わこんようさい): 日本固有の精神をもちつつ、西洋の学問・知識を摂取し活用すること。
  • 清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)善も悪も分け隔てなく受け入れること(※受容の広さという点で類似)。