一刻千秋(いっこくせんしゅう)

ことわざの意味
時間の経つのが非常に長く思われること。

類似のことわざ

出典について

詩経-王風・采葛」「彼采蕭兮。一日不見如三秋兮」からできた言葉。「一日三秋」→「一日千秋」→「一刻千秋」

出典の詳細

詩経(しきょう) 中国最古の詩集で、経書の一つ。305編。撰者未詳。孔子が約3000の古詩から選んだものと言われる。風・雅・頌の三部から成る。風は国風とも言い、黄河流域の諸国の民謡で15に分かれ、雅は周王朝の宮廷歌で大雅・小雅の2つに分かれ、頌は祖先神を祀(まつ)る歌で周頌・魯頌・商頌の3つに分かれる。ほぼ紀元前10~6世紀間の歌と推定され、四言の詩型を中心として、繰り返しが多い。漢の毛亨(もうこう)が伝えた書が唯一の完本であるため「毛詩」とも呼ばれる。「詩(し)」。