ことわざの意味
時と場合によっては、嘘も手段として必要である。
対義のことわざ
出典について
「法華経-譬喩品(ひゆぼん)」に見える「三車火宅」の喩え。 ある日、ある老人の家が火に包まれた。中では、恐ろしい大火事であることも知らず、何人かの子供達が夢中で遊んでいた。「危ないから早くお逃げ」という声には耳を貸そうともしなかった。そこで老人は「門の外に、お前達が欲しがっていた羊の車と鹿の車と牛の車があるから出ておいで」と言って子供たちを外へ出させた。
出典の詳細
法華経(ほけきょう・ほっけきょう)・妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう) 大乗仏教の重要経典の一つ。漢訳に竺法護訳10巻(265~316年)、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳8巻(406年)、闍那崛多・達磨笈訳8巻(601年)の三種が現存するが、通常は羅什訳を指す。詩や譬喩・象徴を主とした文学的な表現で、一乗の立場を明らかにし、永遠の仏を説く。本経に基づいて天台宗を開き、最澄(さいちょう)はこれを伝えて日本天台宗を開いたが、日蓮(にちれん)に至って、この経による新仏教が開創された。