ことわざの意味
薬の価格は原価の何倍もの暴利をむさぼっているということ。転じて、商売においても薬のように必需品や専門性が高いものは高い利益を得られることのたとえ。
用例
「病気になると薬なしでは困るから、薬局は強気の値段をつけられる。まさに薬九層倍だ。」
「薬九層倍というが、人が困っている状況につけ込んで暴利を得ることは、本来の商道徳に反する。」
「専門的なコンサルティングサービスの料金は、一般の仕事より大幅に高い。現代でいえば薬九層倍のような話だ。」
ことわざの由来
「九層倍(くそうばい)」とは九倍、つまり原価の九倍の価格という意味。昔、薬は専門の薬種商(やくしゅしょう)にしか扱えず、病気や怪我の時に必ず必要とされるため、価格交渉の余地がなかった。そのため原価に対して非常に高い利益をのせて販売されていたことから、この言葉が生まれた。現代でも必需品や専門サービスの高利益率を指すのに使われる。
類義語
- 濡れ手で粟
- 暴利をむさぼる
英語の類似のことわざ
- Make a killing.
- Highway robbery.