ことわざの意味
馬に乗る者と馬が呼吸を合わせ、一体となっている様子。転じて、物事に熟達した人が道具や対象と完全に一体化し、無我の境地で自在に操っている状態のたとえ。
用例
- 長年連れ添った愛馬と障害物競争に挑む彼の姿は、まさに鞍上人なく鞍下馬なしの境地で、見る者を圧倒した。
ことわざの由来
「鞍上(あんじょう)」は馬の鞍の上、つまり乗り手のこと、「鞍下(あんげ)」は馬そのものを指します。乗り手が馬を意識せず、馬も乗り手を意識せず、両者の区別がなくなるほど完璧に調和しているという、古来の馬術における理想的な状態を説いた言葉です。
対義語
- 付け焼刃
- ぎこちない
- 齟齬をきたす
類似のことわざ
- 渾然一体(こんぜんいったい)
- 人馬一体(じんばいったい)
- 物我一体(ぶつがいったい)