ことわざの意味
愚かな者を笑うことはまだ許されるかもしれないが、貧しい者を笑うことはしてはならないということ。貧乏は努力や意志とは無関係に陥ることがあるため、それを笑うのは心ない行為だという教え。
用例
「生活に困っている人を見て笑う者がいたが、馬鹿を笑うも貧乏を笑うなという。誰でもいつ困窮するかわからないのだから。」
「同僚の経済的な苦境をからかうような発言は慎むべきだ。馬鹿を笑うも貧乏を笑うなというではないか。」
「馬鹿を笑うも貧乏を笑うなという言葉があるように、人の境遇を笑うことは品性を下げる行為だ。」
ことわざの由来
貧乏というのは本人の努力だけではどうにもならない場合も多く、社会的な環境や運命によるところも大きい。それを笑うのは、人として最もやってはいけない行為の一つとされてきた。「馬鹿」は自業自得の面もあるが、「貧乏」は運命的な要素も強いため、より笑ってはいけないという意味を込めたことわざ。
類義語
- 人の不幸を笑うな
- 対岸の火事