采薪の憂いさいしんのうれい

ことわざの意味
病気で柴(薪)を取りに行けないという意味から、自分の病気や体の不調を謙遜して言う言葉。病気や体の不具合を丁寧に・控えめに表現する際に用いる謙譲語的な表現。

用例

采薪の憂いがあり、本日の会合を欠席せざるを得ない旨をお伝えする次第です。」

「先日より采薪の憂いにてご迷惑をおかけしておりますが、来週には復帰できる見込みでございます。」

采薪の憂いとは言いたくないが、この一週間体調が優れず、仕事を休むことが続いている。」

ことわざの由来

中国の古典『孟子』に由来する言葉。「采薪」とは薪を拾い集めることで、古代中国では庶民の日常的な労働を指した。「采薪の憂い」は、薪を取りに行けないほど体が弱っているという意味で、自分の病気を謙遜して述べる表現として使われるようになった。礼儀を重んじる東洋的な言い回し。

類義語

  • 不例(ふれい)
  • 御不例