狂人走不狂人走きょうじんそうふきょうじんそう

ことわざの意味
一人が理由もなく走り出すと、それを見た周りの人も、理由も分からぬままつられて走り出すということ。転じて、分別のない者が騒ぎ立てるのを見て、周囲の者までが軽はずみに同調して騒ぎ出すことのたとえ。

用例

  • SNSで根拠のない噂が拡散されている様子は、まさに「狂人走れば不狂人も走る」の状態で、誰も真実を確かめようとしない。
  • バーゲン会場で一人が駆け出すと、特に欲しいものがない人まで走り出す。狂人走れば不狂人も走るとはよく言ったものだ。

ことわざの由来

中国の北宋時代の儒学者、程頤(ていい)の言葉、あるいは『程氏遺書』に由来するとされています。一人の狂った者が走り出すと、狂っていない正常な人までが、何かが起きたのかと驚いたり動揺したりして一緒に走り出してしまうという観察から、付和雷同する人間の心理を突いた言葉です。

対義語

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