ことわざの意味
贅沢に慣れ過ぎた人が、ぜいたくなものでも粗末に扱うことのたとえ。豊かさや裕福な生活が当たり前になると、かつては貴重だったものも価値を感じなくなることを表す。
用例
「子どもの頃は特別なごちそうだったケーキも、今では残すことがある。まさに栄耀の餅の皮だ。」
「贅沢な生活に慣れた彼は、高級料理店のコースも半分残してしまう。栄耀の餅の皮とはこういうことを言うのだろう。」
「豊かになると、以前はありがたかった品々も当然のものとして扱うようになる。栄耀の餅の皮という言葉を忘れてはいけない。」
ことわざの由来
「栄耀(えいよう)」とは贅沢・ぜいたくを意味する言葉。昔、餅はハレの日のごちそうであり、特別な食べ物だった。その餅の皮(薄皮・外側)すら贅沢に剥いて食べないでいるほど豊かになった、という意味から来ている。「栄耀に餅の皮を剥く」とも言う。贅沢が習慣化すると感謝の心が薄れることへの戒めが込められている。
類義語
- 飽食暖衣
- 贅沢は敵
対義語
- 粗衣粗食
- 質素倹約