ことわざの意味
家が貧しくなったときこそ、親を大切に思い行動する孝行息子・娘の存在がはっきりと際立つということ。逆に言えば、困難な状況になって初めて真の人間性が明らかになるということ。
用例
「父が病に倒れ家計が苦しくなったとき、長男は仕事を掛け持ちして家族を支えた。まさに家貧しくて孝子顕るだ。」
「家貧しくて孝子顕るの言葉があるように、苦境に立たされたときにこそ、子の真心が試される。」
「豊かなうちは三兄弟誰も帰省しなかったが、両親が年老いて家が傾くと、末っ子だけが帰って面倒を見た。家貧しくて孝子顕るとはこのことだ。」
ことわざの由来
中国の古典に由来し、「世乱れて忠臣を知り、家貧しくして孝子を知る」という言葉が原典とされる。世の中が乱れたときに真の忠臣が分かるように、家が貧しくなったときこそ真の孝行者が分かる、という意味。富裕で恵まれた環境では誰でも親孝行に見えるが、苦しい状況になって初めて本物の孝行が明らかになるという教え。
類義語
- 孝行のしたい時分に親は無し
- 家貧しくして良妻を思う
- 艱難汝を玉にす
対義語
- 富貴にして親孝行は誰でもできる
英語の類似のことわざ
- Adversity reveals the true character of children.