ことわざの意味
地理的に有利な条件(地の利)があっても、人々の心がひとつになった力(人の和)には及ばないという意味。物質的・地理的条件よりも、人の結束・協力・絆こそが最も大きな力だということ。
用例
「地の利は人の和に如かずで、どんなに設備が整った会社でも、社員が団結していなければ成果は出せない。」
「強固な城壁を誇った城も内部の裏切りで落城した。地の利は人の和に如かずとはこのことだ。」
「チームスポーツでは地の利は人の和に如かずが示すように、ホームゲームより選手の団結力の方が勝敗に影響する。」
ことわざの由来
中国の儒学者・孟子の言葉「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」(公孫丑章句下)が由来。天の時(タイミング)より地の利(地理的条件)が重要で、地の利よりも人の和(人々の団結)が最も重要だという三段論法。孟子の政治思想の核心をなす言葉であり、人心を得ることの重要性を説いている。
類義語
- 三人寄れば文殊の知恵
- 一致団結
- 百の利器より一人の賢者
英語の類似のことわざ
- United we stand, divided we fall.
- People in harmony can move mountains.