可愛い子には旅をさせよかわいいこにはたびをさせよ

ことわざの意味
子どもが本当に可愛いと思うなら、甘やかさずに世の中のつらさや苦しみを経験させた方がよいという教え。「旅」は昔の旅のことで、徒歩で長い道のりを行く苦しい旅を指す。

用例

「一人暮らしは不安だろうけど、可愛い子には旅をさせよと言うし、ここで甘やかしたら本人のためにならない。」

「親としては心配で仕方ないが、可愛い子には旅をさせよの精神で、息子を海外留学に送り出した。」

「入社一年目で地方に転勤とは厳しい話だが、可愛い子には旅をさせよだ。きっと大きく成長して帰ってくるだろう。」

ことわざの由来

昔の旅は現代と違い、徒歩で険しい山道を越え、盗賊や野生動物の危険にさらされながら進む、命がけのものでした。宿場も限られ、食糧や寝床の確保も容易ではありません。そのような厳しい旅を経験することが、若者にとって心身の鍛錬になると考えられていました。

武士や商人の間では、若者が故郷を離れて他国で修業する「奉公」や「遍歴修行」が一般的で、「旅をさせる=甘やかさずに自立させる」という意味が生まれ、このことわざが定着しました。

類義語

対義語

  • 親の甘いは子に毒薬

英語の類似のことわざ

  • Spare the rod, spoil the child.