ことわざの意味
人と人との気が合うも合わないも、すべて不思議な縁によるものだということ。「合縁」は気の合う縁、「奇縁」は不思議な縁のこと。もとは仏教の因縁思想から来た言葉で、人の出会いや相性は前世からの縁で決まるとされると考えられてきた。気が合う人とは自然に仲よくなれるが、いくら努力しても相性が合わない人もいる。それはすべて前世からの縁によるものだという考え方を表している。
用例
「あの二人は初対面なのに意気投合してしまったね。これも合縁奇縁というものだろう。」
「長年の付き合いが縁切れたかと思えば、また不思議なきっかけで再会した。本当に合縁奇縁は不思議なものだ。」
「どれだけ努力しても気の合わない人というのはいる。それこそが合縁奇縁で、無理に相性を変えることはできないのだろう。」
ことわざの由来
「合縁奇縁」はもとは仏教用語から来ています。仏教では「因縁(いんねん)」という概念があり、すべての出来事は原因(因)と縁(えん)によって生じると考えます。人との出会いや相性もまた、前世からの因縁によって決まると考えられてきました。
「合縁」は気の合う縁、「奇縁」は不思議な縁を意味します。江戸時代ごろから民間にも広まり、人の相性の不思議さを表す表現として定着しました。特に男女の縁についても使われることが多く、「縁は異なもの」と並ぶ縁を語る代表的な表現のひとつです。
類義語
対義語
- 犬猿の仲(どうしても相性が合わないこと)
類似のことわざ
- 縁は異なもの(男女の縁は不思議なもの)
- 腐れ縁(断ち切れない悪い縁)