石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)

ことわざの意味
ものごとが道理とは逆になっていること。

類似のことわざ

  • 西から日が出る

出典について

新語-弁惑」「夫衆口之毀誉、浮石沈木」

出典の説明

新語(しんご) 中国漢代。陸賈。成立年不詳。2巻12編。劉邦にせがまれて書いたもの。儒家の立場から、秦が滅び漢が興った理由を説明した書で、漢王朝成立の理論付けがなされた。仁政を主張し、刑法による統治を否定した。

ことわざに関連する人物の詳細

陸賈(りくか)は中国、前漢時代の政治家、学者。生年不詳~前179。高祖の全国統一や南越の服属に貢献して太中大夫となり、呂氏の乱に劉氏を助けて漢室を護持した。劉邦に向かって「馬上で天下を得ても馬上で天下は治められぬ」の名言を吐いた。著「新語」「楚漢春秋」。