ことわざの意味
1. いつまでも古い習慣を固守して、時に応じて処理する能力が乏しいこと。
2. 進歩がないこと。
2. 進歩がないこと。
類似のことわざ
- 株を守りて兎を待つ
- 杭(くい)を守る
- 株を守るの類(たぐい)なり
出典について
「韓非子-五蠹」 昔、兎が偶然木の切り株に頭をぶつけて死んだのを見た宋の農夫が、以来百姓仕事を辞め、また兎を手に入れようとして木の株の番をして暮らしたという。
★なぜ「宋」の農夫かというと、「杞憂」の「杞」国と同様、寓話に取り沙汰し易い国名であったことによる。周代に、殷(いん)王朝の子孫が集められ土地を与えられたのが「宋」であり、「宋人(そうひと)」は、祖先の霊を鎮(しず)めることだけを許され、細々と暮らしていた。[阿辻哲次教授]
参考: 北原白秋作詞の『待ちぼうけ』の歌詞はこんなもの。「待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと 野良(のら)かせぎ、そこへ兎(うさぎ)が飛んで出て ころり ころげた 木の根っこ」