背に腹は替えられぬ(せにはらはかえられぬ)

ことわざの意味
大切なことのためには、他のことを顧(かえり)みる余裕などないということ。差し迫った大きな苦痛を避けるためには、小さな苦痛や多少の犠牲は止むを得ない。

類似のことわざ

  • 背より腹
  • 苦しいときは鼻をも削(そ)ぐ
  • Necessity knows [has] no law.(必要の前に法律なし)

補足

腹は大切だから、その腹を守るため、背中なら犠牲になっても止むを得ない。「背中では、腹の代わりにはなれない」という意味合いで言う。