塞翁が馬(さいおうがうま)

ことわざの意味
人生では禍がいつ福のもとになるか分からず、また福がいつ禍のもとになるか分からない。吉凶福禍の転変は測り知れず、禍も悲しむにあたらず、福も喜ぶに足りないということ。

用例について

毛吹草-二 「人間(ニンゲン)万事塞翁が馬」

用例の詳細

毛吹草(けふきぐさ) 江戸初期の俳書。5冊。松江重頼著。寛永15年(1638)成立、正保2年(1645)刊。俳諧の作法を論じ、句作に用いる言葉や資料を集め、句作の実例として四季に分けた発句2000句、付合(つけあい)100句を収録。貞門の俳論を代表する。

類似のことわざ

類似の英語のことわざ

  • Life can be long and you got to be so strong and the world is so tough. Sometimes I feel I’ve had enough. –John Lennon (1940-80)

出典について

淮南子-人間(じんかん)訓」 昔、中国の北辺の老人(塞翁)の馬が逃げたが、後に立派な馬を連れて帰ってきた。老人の子がその馬から落ちて脚を折ったが、そのために戦争に行かずにすんだ。このように人生の吉凶は簡単には定め難いものである。