子ゆえの闇(こゆえのやみ)

ことわざの意味
子を愛するあまり、親が理性的な判断を失うこと。

類似のことわざ

出典について

「後撰-雑一」 藤原兼輔の「人の親の心はやみにあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」

出典の詳細

後撰和歌集(ごせんわかしゅう) 平安中期の2番目の勅撰集。20巻。天暦5年(951)、村上天皇の勅命で和歌所が置かれ、藤原伊尹が別当に、大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城のいわゆる梨壺(なしつぼ)の5人が撰者となり、天暦10年(956)前後に成立した。紀貫之伊勢、凡河内躬恒ら220人余りの歌約1420首を、四季、恋、雑など10部に分類し収録したもの。私的な贈答歌が多く、歌物語的な傾向が見られる。「後撰集」。