池魚の災い(ちぎょのわざわい)

ことわざの意味
思い掛けない災難に巻き込まれること。巻き添えになること。特に、火事で類焼に遭うこと。また、火事のこと。

類似のことわざ

出典について

呂氏春秋-孝行覧・必己」 春秋時代、宋の桓タイ[鬼+隹]が出奔(しゅっぽん)するとき、宝珠を池に投げ入れた。これを得ようと池を浚(さら)ったが珠は見付からず、魚がその災いを蒙(こうむ)って全て死んでしまった。
★一説には、城門が焼けたとき、池の水を使ったために池の魚が死んだとし、その意味で引用されることが多い。

ことわざに関連する人物の詳細

呂氏春秋(りょししゅんじゅう) 中国の雑家書。26巻。秦の呂不韋(りょふい)が賓客を集めて編録させたものと伝える。先秦諸家の思想を集大成したもので、四季の循環と万物の変化、人事の治乱・興亡・吉凶などの関係を説いた十二紀と、儒・道・法家などの思想を集めた八覧六論からなる。「呂覧(りょらん)」とも。