奇貨居くべし(きかおくべし)

ことわざの意味
珍しい品物だから、今買っておけば後で利益を得る材料となるだろうという意味で、得難い機会が巡ってきたら逃がさず利用しなければならないということ。好機を逸してはならない。

出典について

史記呂不韋伝」 「此奇貨可居」

ことわざに関連する人物の詳細

呂不韋(りょふい)は中国戦国末の商人で秦の宰相。?~前235年。趙の人質となっていた秦の荘襄王を庇護し、その功により丞相となり、始皇帝に仲父(ちゅうほ)と尊称されたが、密通事件に連座して失脚、自殺。学者を優遇し、諸説を折衷して「呂氏春秋」を編纂した。始皇帝の実父ではないかという説がある。