望蜀(ぼうしょく)

ことわざの意味
既に隴(ろう)の国を得ているのにまた蜀の国をも望むという意味から、一つの望みを遂(と)げ、更にその上を望むこと。人の欲望というものは無限で、足ることを知らないこと。

類似のことわざ

ことわざの由来

魏の曹操が隴の地を手に入れたとき、「人は満足することを知らないもので、自分も、更に蜀の地を望むものだ」と言った。

出典について

後漢書-岑彭伝」「人苦不知足、既平隴復望蜀