花鳥風月(かちょうふうげつ)

ことわざの意味
美しい自然の景色のことで、美しい自然を味わい、それを題材とした詩や文、書、画などを嗜むこと。そうした風流な遊び。

用例

  • 花鳥風月を友として、静かに暮らしたい。
  • 彼は花鳥風月を愛でる、風流な人物として知られている。

ことわざの由来

中国の詩人、李白の漢詩「下江陵」の一節「千里江陵、一日としてこれに帰り、両岸の猿声、やまずして軽舟を啼く。」に由来すると言われています。この詩は、長江の美しい風景を描写したもので、花、鳥、風、月という自然の象徴的な要素を詠み込んでいます。

類似のことわざ

  • 雪月花
  • 風流韻事
  • 琴棋書画

ことわざを使った文学作品

  • 松尾芭蕉『奥の細道』