驕る者久しからず(おごるものひさしからず)

ことわざの意味
栄華を窮め、勝手な振舞いをする者は、いつまでもその地位にいることはできない。

類似のことわざ

類似の英語のことわざ

  • Pride goes before a fall.(おごれる者久しからず)

出典について

平家物語(へいけものがたり) 鎌倉前期の軍記物語。「徒然草」には作者として信濃前司行長の名があるが、成立年とともに未詳。12世紀末の治承・寿永期の動乱を、平清盛を中心とする平家一門の興亡を軸としてとらえ、仏教的無常観を基調に、叙事詩的に描く。古くは「治承物語」と呼ばれ、3巻または6巻の時代があったようだが、次第に加筆・増筆され、多くの異本を生じた。世に行われている一方流の語り本は12巻で、巻末に「灌頂巻」がある。語りものとして琵琶法師によって語られ、広く愛好され後世の文学に大きな影響を与えた。「平語」。