ことわざの意味
失敗しても、ただでは終わらないということ。また、欲が深く抜け目のない人が、不利な状況でも何らかの利益を得ようとすることを揶揄していう言葉。
用例
- 彼は「転んでもただでは起きない」男だから、今回の失敗もきっと何かにつながるはずだ。
- あの人は「転んでもただでは起きない」性格だから、油断しない方がいい。
ことわざの由来
このことわざの由来は明確には分かっていません。しかし、江戸時代の書物には既に同様の意味を持つ表現が見られることから、古くから使われていたと考えられます。
類似のことわざ
- 抜け目がない
- 欲の熊の手
- 行きがけの駄賃
英語の類似のことわざ
- He’s a shrewd operator.(彼は抜け目のないやり手だ。)
- He’s got his hand in the till.(彼は常に何かを企んでいる。)